鬱でしかないブログ

わたわただよ。元高専生、総合格闘技。楽しく生きよ!

結局のところ”高専”ってなんなのさ!!高専のメリットデメリット

こんにちわたわた!

 

どうもわたわたです。

 

わたくし新潟県にある長岡工業高等専門学校通称”長岡高専”に本科生として5年、専攻科生として2年、つまり計7年間も高専に通っていた生粋の高専女子です(^J^)

 

今回はそんな私があまり知られていない”高専”について分かりやすく解説したいと思います!

 

そして7年間高専に通った私だからこそ感じたメリットデメリットについて書いていきたいと思います!

 

そもそも高専とは

高等専門学校(こうとうせんもんがっこう)は、後期中等教育段階を包含する5年制(商船に関する学科は5年6か月)の高等教育機関と位置付けられている日本の学校[1] 。一般には高専(こうせん)と略される。

主に中学校卒業程度を入学資格とし、修業年限5年(商船学科のみ5年6か月)間の課程のもと、主に工学技術・商船系の専門教育を施すことによって、実践的技術者[注釈 1]を養成することを目的にした教育機関である。

高等専門学校 - Wikipedia

高専とは即戦力となるエンジニアを育成するための教育機関です。

一般的に中学卒業後に進学し、15歳で入学卒業時には20歳。高専を卒業すると短大卒業の資格を得ることができます。

全国には高専が57校(平成26年現在)あるますが、各県に必ず1つあるわけではないので、県外から来ている子もいました。また4年生になると留学生が入ってくるため、クラスにはいろんな県やいろんな国の人たちがいました。そんな人たちのために校内には寮もあります(^◇^)

どんな勉強するの??

どんな勉強をするのか!!

高専では主に

機械、電気、情報、化学、土木、建設、商船

を学ぶことができます。

しかし、全国すべての高専で上の分野を学ぶことができるわけではなく、各高専によってある分野と無い分野があります。

私が通っていた長岡高専は5つの学科に分かれており、商船と建築学科はありませんでした。

  • 機械工学科
  • 電気電子工学科
  • 電子制御工学科
  • 物質工学科  ☜私はココ
  • 環境都市工学科

物質工学科は化学・生物を学ぶ学科で、1・2年生までは普通校で学ぶような科目通称一般科目(国語、歴史、地理、美術 etc)もありますが、3年生から一般科目は減り、専門科目(生物化学、物理化学、有機化学無機化学 etc)がばりばり増えていきます。

理系科目が好きな人にはパラダイスですが、嫌いな人には地獄です(笑)

ちなみに私は化学大好きだったのでパラダイスでした!

学校生活どんな感じ??

〇校則が少ない!

制服がある高専も一部ではありますが、基本的に高専私服通学です。

さらにさらに!

髪染てもOKピアスもOK!という感じに服装などに関してはとてもゆるーいです。

私も1年生のころから髪は茶色でピアス開けていました(; ・`д・´)

◯1コマ90分!

高専の授業は1コマ90分で1日の授業は4コマ

長いです…。授業がスタートして20分経過するとちらほらと脱落者が…(笑)

〇実験や実習が多い

1年生のころから実験や実習が毎週あります!

実験や実習があるということはそれに伴いレポートも書かなくてはいけません(´・ω・`)

なのでだいたい土日はパソコンとにらめっこしてレポート作成していました。

3・4年生になるといきなり実験や実習が週に2つ3つに増え、徹夜でレポート作成して寝ないで学校なんてことも…。

いい思い出です(?)

〇女子が少ない

私が通っていた長岡高専では学生が1000人程度の中女子は100人程度でした。

また女子の数は学科により変わり

機械工学科>電子制御工学科>電気電子工学科>物質工学科>環境都市工学科

機械工学科は女子は0という非常に男臭い学科でした(笑)

機械工学科の教室の前は確かに違う意味でも臭かった…。

 

〇過去問を制するものがテストを制する!

高専の教授は基本的にめんどくさがりが多い気がします。

去年のテストと内容がほぼ一緒なんてこともしばしば。

そのため先輩と仲が良くて過去のテスト問題をいっぱい持っているやつはテスト前にはどや顔できます。

「売店でなんでも買ってやるから過去問コピーさせて!」という具合にお菓子を貢いでもらえたりもします(笑)

しかし過去問だけに頼っているとテスト問題をがらっと変えてくることもあるので、過去問だけやっていると痛い目見ます  。゚(゚´ω`゚)゚。

〇 赤点が60点

校則はゆるいですが、勉強に関してはシビアです。

単位が取れないと無慈悲に留年です。誰も助けてくれません。

入学時40人いたのに卒業時30人しかいないということもあります。

高専4年生時に研究室に入る

高専では4年生の後半になると研究室に配属され、研究を行います。

研究室の配属は希望性なのですが、希望がかぶったりしていると成績順になったりするので、その時期のテストは戦争です。

「お前どこの研究室希望??」

「俺○○研究室かな~(ほんとは違う)」

といった心理戦(?)も繰り広げられます。

専攻科ってなに?

専攻科では、5年間の一貫教育を基礎に、さらに2年間のより高度な実践的,創造的教育により、先端技術に対応できる実践的技術者を育成することを目的としています。

長岡工業高等専門学校 » 専攻科

 専攻科は高専卒業後、さらに2年間高専で学ぶことができる課程です。

中学卒業後高専に入学したとすると卒業時には22歳となります。

専攻科では何をするのかというと主に研究室での実験となります。授業もありますがそんなに多くありません。また、単位制だったので最初の1年目で単位をほとんど取って2年目は研究に力を入れるということを私はやっていました。

ちなみに専攻科を卒業すると工学学士などの学士号を取得することができます。

高専のメリットデメリット

高専進学のメリット

就職に強い

就職率はほぼ100%といってもいいくらいだと思います!

普通の大学生が何十社も面接を受けているなか、同級生はみんな1社2社しか受けていませんでした。

また高専には学校推薦というものがあり、学校推薦をもらうと高い確率でその企業の採用がゲットできるというチートな制度がありました。

有名国立大学に編入しやすい

高専は5年生までなので、大学に進学する場合は編入という形になります。

普通にセンターなどを経て受験するよりも、断然編入のほうが入学するのが簡単です。

同級生には東大や京大に編入した人もいました。

自由な時間が多い

高専夏休みが2か月春休みが1か月と長めです。

そのため長期休暇を利用して海外に留学したり、資格の勉強したり、めちゃくちゃバイトしたりと自分のやりたいことができます。

しかし休み前のテストで赤点をいっぱい取ってしまうと再試に追われることになるため注意です(;´Д`)

学費が安い

1年生~3年生:115,800円

4年生~5年生、専攻科:234,600円

長岡工業高等専門学校 » 学費・その他経費

 上のは長岡高専ですが、他の国立の高専ではほぼ変わりません。

1~3年時は多少お金はかかりますが、短大に行くよりもお金は掛かりませんし、専攻科まで行ってしまえば普通の大学に通うよりも断然お得です。

また家庭の状況に応じては授業料の半額免除や全額免除になることがあります(^◇^)

国際交流ができる

高専では4年時に留学生が来ます。

色んな国の子が来るので、その国の文化や言葉教えてもらったりして、幅広い知識を得ることができます。

また留学生はだいたいみんな英語がペラペラなので、英語の課題教えてもらったりしていました。

高専進学のデメリット

中弛みしやすい

高専は5年と長く、大学受験もないため中弛みしやすいです。

しかも高専の先生たちは基本放任主義なので授業を休んでも1回くらい注意してその後はだいたい放置という感じなので、自己管理が出来ないで朝起きれず授業を休みすぎて、単位が取れない!なんて人もしばしば…。

高専病

前述の通り高専は女子は1割程度しかおらず、クラスに女子が一人もいないなんていう学科もあるため、女子との接する機会が少ないです。

そのため男子は高専病というお世辞にも可愛いとは言えない女子のことを好きになってしまうという病気である。

この高専病、恋愛対象が女であればまだ大丈夫である。

末期になると、女子と接する機会が少なすぎて恋愛対象が男になってしまう人もいるとかいないとか。

ちなみに私は校内で男同士で手をつないでいる人を見たことがあります…。

高専病は女子にも当てはまります。

女子が少ないため、女子というだけでめちゃくちゃモテます。

そのため、たいして可愛くないのに自分は可愛いんだと勘違いします。

はい…。私です…。

社会に出てからやっと気づきました…。あ、私そんなに可愛くない…と。

おわりに

少しは”高専”を知ってもらえたでしょうか。

メリットデメリット書きましたが、私個人としてはメリットしかないなーと思っております!

 

それでは、今日も生きましょう!

 

ではっ。